ファミ通文庫

2011年6月 4日 (土)

百億の魔女語り3 なんでこんなに不思議な妹ばかりなの? (ファミ通文庫) 著:竹岡 葉月

アディの行方とその本意、アルト自らの誇り、そしてエーマのルーツ等、盛りだくさんで急展開な3巻です。モニカもなんだか秘密がありますし・・・・。
妹のことはあれど、アルトのハーレムな話になっていくのかなと思っていたんですがとんでもない。姫様もいい女としての見せ場もあって、うーむ、おもしろい。
「炎の帝王」と言われていたアルトグスタフが帰って来たと思わせるような彼本来の基質といいますか、誇りというものが見えたりしまして、そりゃ姫様惚れますよ、ええ。
魔女側の話として、エーマ達の師匠リリカと戦争時の事、アディが証明しようとしていること、エーマのルーツ、教会の陰謀等々話も盛り上がりまして、次巻が楽しみです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年6月 2日 (木)

"葵" ヒカルが地球にいたころ……(1) (ファミ通文庫) 著:野村 美月

野村美月さんの新シリーズです。
出てくるキャラとかはいわゆる源氏物語ですが、その裏でもう一つ名作にからんで
いるとか。タイトルのヒカルは主人公ではなく、物語が始まったときにはもう死ん
でしまっている、美形でもてもてな高校生。
主人公は目付きが悪く小さい頃から怖がれて不良のレッテルを貼られているが良い
人な是光で、美形で女性にやさしいヒカルとのやりとりがなかなかにおもしろい。
1巻のヒロインである葵の誕生日に7つ(1つはヒカルが送付済み)のプレゼント
を渡すことを約束していたヒカルが、自分は死んで渡せないために是光に代わりに
渡して欲しいと代役を頼みます。葵と光は婚約者同士だったが、ヒカルの女たらし
な性分がわざわいして、是光が何を言ってもヒカルのことはもういいと耳をかさな
い状況が続いていき、お互いにへこみながら励ましあいながら、そして友達として
ヒカルのために行動する是光と、女には持てたが男連中からは嫌わて友達のいな
かったヒカルが是光と友達になれた事を喜ぶ様子がとても良い。
1巻毎にでてきそうなヒロイン。そして事故で死んだのではなく殺されたのでは
ないかと疑惑があるヒカル。朝ちゃん会長や、1巻以降も何かと関わり合いになる
であろう、隣の席の女の子。
「成仏したら宇宙に行くんじゃないか」とのヒカルの言葉から、死んだということ
いう意味ではなく、心残りが無くなった時に地球から離れるという意味合いになる
かもしれないとか、これからに色々期待できます。

野村 美月
エンターブレイン
売り上げランキング: 122

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年5月12日 (木)

半熟作家と“文学少女”な編集者 (ファミ通文庫) 著:野村 美月

文学少女シリーズとしての最終巻です。
主人公が売れてはいるけど学生な半熟前作家の雀宮快斗。担当編集者が遠子先輩に
なってから、その惹かれていくさまというのがとても・・・若いw
彼の言動とか書いてるシリーズとか、作中の文を見てるとまぁ、これが売れている
作家ですか、へー、ほーなどと腹が立って呆れたくはなりますが、そこは遠子先輩
にまるっきり相手にされてない情けない様で相殺されて笑えます。
遠子先輩に懸想している様とかは、こっちはシリーズを読んでますし結果はわかって
いるんですけど、あの最後の方の旅館でのシーンは・・・了承した遠子先輩にドキ
ドキしたじゃねーかこんちくしょう!!!
そして、過去の初恋。図書館で憧れたお嬢さんは、途中で気づきましたがやはりあの
娘でしたか。あー・・・でもこれって結婚式で鉢合わせして、その時に高校時代の
淡い恋心を語ったりしたら、半熟作家君はまたもや救われないw

半熟作家と“文学少女”な編集者 (ファミ通文庫)
野村 美月
エンターブレイン
売り上げランキング: 187

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月 3日 (水)

テイルズ オブ ヴェスペリア 金の満月 矢島さら ファミ通文庫

こちらはファミ通文庫版テイルズ オブ ヴェスペリア。
構成は角川版とがらっと異なり、キャラ一人一人の視点で語られる物語。
1巻はToVのヒロインであり、世界を知らなかった娘エステリーゼことエステルです。
ザウデ不落宮が陥落してから城にもどったエステルが、ToVの最初ユーリィと出会う
頃からをエステル視点で回想していきます。
母親の話とか、あの飾りのこととか、こういうふうに脇の部分を掘り下げてくれる分、
角川スニーカー版よりも、ゲームをやって話を知っている人はおもしろく感じるかと。
しかしまぁ・・・エステルのユーリィに対する感情と言いますか信頼と言いますか・・
この辺は、やっぱり二時創作でいろいろ読みたくなりますね。

テイルズ オブ ヴェスペリア 金の満月 (ファミ通文庫)

イラスト:中嶋 敦子
参考価格:¥672
価格:¥672
OFF : ()

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2009年6月 1日 (月)

ふらぐ//ON! シナリオが破綻しています。 原作:高崎とおる 著:坂東真紅郎 ファミ通文庫

エr・・・ギャルゲーのシナリオはこういうふうに考えて書いてるのかな-と業界
を少しのぞいた気になる小説・・・かも。
サブタイオル通り、シナリオが破綻して物語が動いていきます。
原作の人が、そういうゲーム会社のシナリオもやってるので、まぁあちこちなるほど
と思うとこはあるんですが・・・いかんせん、おもしろいかといわれるとなんとも・・・。
後半のやる気を出して、進んでいく主人公というのは、かっこいいものなんですが
なぜ、おもしろいというだけで、アレが覆ったのか。ああしないと問題があるから
絶対だめだと途中横やりが入ったんではないのか。実は@んではいませんでしたー
なんて本とゲームのシナリオでしか通じないですよ、と。
ライトノベルとはいえ、小説には小説の読ませ方というのがあるというのを少し考えて
ほしいです。

ふらぐ//ON! シナリオが破綻しています。 (ファミ通文庫)

イラスト:奈月 ここ
参考価格:¥651
価格:¥651
OFF : ()

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月29日 (水)

“文学少女”見習いの、初戀。 野村美月 ファミ通文庫

まず、この表紙の娘は誰だ?と興味を持ち、自分のことを”殻を破る雛”に
例えた冒頭の文章、”あの時”の心葉を見た心情。ずっと作品を追いかけて
きた人にならわかる共感。
メインの語り手は心葉ではなく、新入生で心葉に一目惚れをした菜乃。
その娘から見た、遠子先輩と別れた後の心葉の様子が、菜乃自身の恋心ととも
に綴っていきます。
菜乃が最初に告白するまで、まるで少女漫画のような感じですが、菜乃が
惹かれている心葉というのは、遠子先輩を想う心葉なんですよね。
菜乃も読者も同じ目線で、遠子いた時間、言葉を思い返してる心葉を見て
せつなくなって何とかしてあげたくて惹かれていってるのだと思います。
心葉が菜乃と出会った場面、木の下でメモを咥えている菜乃を見て固まってい
る心葉。ここは、是非じっくりと読んで時間をおいてイラストを見ながら時間
をおいて次にいってほしいかと。
高校に入学してきた心葉が木蓮の木の下で、本を食べる先輩、天野遠子と出会
った場面とほとんど同じに見えたでしょう。菜乃はメモを咥えていただけですが
心葉にとってそれはいつか見たことであり、思い返したことも何度もあり、
そして・・・まさか同じような”文学少女”がいたのかという驚きで固まってい
る彼の心情というのが、とても、とても、心に響きます。
文芸部に入った菜乃が見る心葉の表情、何かを語るときの口調も、読む側に
とっては、もうたまらなくせつなく懐かしい気分になります。
そういう、感傷的な話の流れは遠子先輩のことをすごく想っている心葉にうち
のめされた菜乃が、それでも負けないと決意して書いた三題噺で告白した事で
一番の盛り上がりを迎えます。
その後は、地をだしていった心葉と、しつこくあきらめずに心葉につきまとう
菜乃がいる文芸部の日常が、遠子先輩がいた頃とは違う良い思い出になりそう
な感じで綴られていき、タイトル通り”文学少女(見習い)”の菜乃が、いつ
もの文学少女シリーズと同じく事件に巻き込まれていきます。
今回のお題は「曾根崎心中」。他の近松の心中ものも含めた「心中」というの
が話の肝です。
解決するために、麻貴先輩をたよって菜乃が脱ぎかけたりとか、なんだかんだ
言って心葉が「見捨てない」と菜乃に協力して解決のために奔走したりと。
文学少女シリーズでのいわゆる説得シーンでは、”文学少女”たる遠子先輩は
物語と、作者と、いろいろ話して聞かせてくれましたが、今回は”見習い”の
菜乃。菜乃が物語と作者について詳しく話せるわけがないですが、人の心情と
いう部分で説得にかかります。
この辺、心葉の攻略も同じで、遠子先輩と同じようになっても遠子先輩に代わ
ることも、それ以上の存在にもなれない。違う方法で、違う魅力で自分の存在
を大きくしていくのが良いんでしょうが・・・まぁ、後のこと知ってるとなん
ともねぇ・・・。
これで、終わりかとおもいましたが、屋上で菜乃に心葉が、言い放ちます。

    「日坂菜乃さん、ぼくはきみが、大嫌いだ」

日坂菜乃の初戀物語はもう少し続くようです。

で、最後、今回こういう話なのに出てこないのかな-と思ってた彼女の登場。
ふふふ、あぁそういう反応しますかとw

“文学少女”見習いの、初戀。 (ファミ通文庫 の 2-8-1)

イラスト:竹岡 美穂
参考価格:¥630
価格:¥630
OFF : ()

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年5月10日 (土)

“文学少女”と神に臨む作家(上) 野村美月 ファミ通文庫 

文学少女シリーズも大詰めとなり、番外編の前巻であんな事を書か
れた以上この巻が楽しみであり、また遠子先輩がどうなるのかが
気がかりで仕方なかったです。
遠子先輩が受験でばたばたしてた頃からですが、なんとなくこう
離れていく感じがありました。
今回も、部室での仲の良いやりとりが余計後からのどうしようもな
い焦燥感とかを煽っていきます。
心葉宅訪問の事も、琴吹さんがくる前日に先輩が着ててああなった
としても、先輩というより天野遠子という人物を知っていくにつれ
そりゃ心葉としては放っておけないでしょう。自分があんな風にな
っていた時に、手を引いてある意味立ち直らせてくれた恩人に。
途中、出版の関係者であり、自分に書かせるために親切にしたのか
と憤るところがありますが、そこも、そう信じたくない心葉の想い
というのがよくわかるかと。
個人的にはおもいっきりな遠子先輩派ではあるので、どうにも琴吹
さんよりも、遠子先輩寄りな感情になってしまいます。
だからこそ流人を思わず応援してしまったり・・・。
遠子先輩の親の事とか、流人との関係とかが判明しますが、それ
もみんな、ああなんとか遠子先輩を幸せにしてあげたいと思うのに
繋がっちゃうので、この巻の心葉にもどかしさを感じることも多々
あります。・・・そして琴吹さんが邪魔だなぁと思うことも。
次の最終巻で、どう決着をつけるのか。
流人が言っていたように遠子先輩が消えてしまうのか。
あぁ・・・早く読みたい。

“文学少女”と神に臨む作家 上 (ファミ通文庫 の 2-6-7)

著:野村 美月
参考価格:¥630
価格:¥630
OFF : ()

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2007年3月25日 (日)

学校の階段4 櫂末高彰 ファミ通文庫

とうとう4巻ですか・・・・・・私もなんだかんだ言いつつ買い
続けてますが、この巻は割りと素直に楽しめました。
いいよねぇ、ああいう風に変わった時の彼はw
そして、最後においしいとこを持っていったのが主人公ではなく
目標であり倒すべき人である、健吾もかっこいい。
後は・・・・・・やっぱり、あの告白シーンですな、どちらから
のも恥ずかしくも、いやあ若いって良いですな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

108年目の初恋。 末永外徒 ファミ通文庫

第8回えんため大賞 優秀賞受賞作です。
とりあえず、主人公がすごく気に食わないといいますか嫌いな
キャラなので、途中から流し読みしました。
ん~、まぁタイトルからしてもそうですし学校自体が意思を持って
というのはゲームとかでも前からありましたので、それの初恋とい
うのでは、それなりに良かったのかもしれませんね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ほおむステイ☆でい~もン! 鯛津裕太 ファミ通文庫

第7回東放学園特別賞受賞作です。
悪魔とか天使だとかの女性が、気弱な主人公の恋を応援しようと
して失敗して、うんぬんという話が好きな人はまだ読めると思い
ます。
まぁ、作品自体の評価は下の下ですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)