« 2006年8月 | トップページ | 2006年10月 »

2006年9月28日 (木)

暗闇にヤギを探して 穂史賀雅也 MF文庫

序盤、主人公の周りの家族や友達が出てきて、ノートを食べられ
た”ヤギ”さんとの不思議な文通(?)をやってるとこから、中盤
にかけては、まぁ良かった。
やさしくてチョット変な物好きの甘甘お姉さんや、着ぐるみが
普段着のツンツン幼馴染。そして、生徒会長。
この辺のキャラが、なんといいますかキャラ小説として定番では
ありますが、イラストの雰囲気も手伝って魅力があったのですが
終盤、いきなりあんな展開で終わられたのではどうしようもない
だろう。
終盤手前で、幼馴染の嫉妬とか、それに対する先輩の諦観じみた
羨望とかといいねたが転がってるのを全部放ってああいう風にま
とめてしまったのは、ラスト付近ので作者が書く気が失せたとか
締切りがとか、そんなので駆け足にそうしたとかそんなふうに
邪推してしまいます。
あと、まぁ精神的な病気と、自称妖怪を比べるのはどうかとは
思いますが、同じように紙といいますか、書いてある物語しか
味わえない少女がでてくる野村美月著の”文学少女”シリーズ
がありまして、それは非常に出来が良く、また先に出している
こともあって、今こういうのを読むと、なんか似てるから嫌だ
なと思えてしまうのもありますね。
とりあえず、最後までちゃんと盛り上げて書けるようになって
ほしいものです。

027130340000

| | コメント (2) | トラックバック (5)

2006年9月27日 (水)

クジラのソラ01 瀬尾つかさ 富士見ファンタジア文庫

少年少女、しかも男性側主役である聖一の周りにだけ特別な才能が
集まるような感じもして、ちょいとご都合主義も過ぎるかなぁと。
しかも、メインとなる艦隊戦での戦略・戦術、そして艦操作の手腕
とかの話は多分作者に書く技量が無いから最初からばっさりと削
ってしまってますから、その辺のおもしろさもない。
ただ、そういうところを書きたかった作品ではなく、それに巻き
込まれる少年少女達の魅力をきっちり書いているからなかなかに
おもしろい。
前作「琥珀の心臓」でも扱う世界は違えど、同じような事を書き
たかったとだと思うが、あの時はネタをばら撒きすぎで淡白に終
わってしまったのが残念だった。
今回はシリーズ物として最初から考えているからなのか、いい
バランスで書けている。
中心となる聖一ハーレムwの少女達の魅力もあり、恋愛的要素の
あるヒロインとしては1巻では一人だけしか描写されていないが、
その彼女の立場や最後で見事に出し抜いた行動とか、本来なら部
外者としてすぐに舞台から退場しそうな位置から一気に中心まで
踊りこんできて、他のヒロインたちに負けない立場を確保してし
まった。
そして、その他(といっても多分候補としては二人だが)の娘も
それぞれおいしい立場とか、性格とかあるので何とも妄想を膨ら
ましてくれる。
これからの展開によっては、かなり化ける作品になると思うので
頑張って欲しいとこです。

027065020000

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2006年9月26日 (火)

輝石の花 河屋一 富士見ファンタジア文庫

第18回富士見ファンタジア文庫 努力賞受賞作です。
これは、おもしろかった。ベルネージュとカッサの幼くて真っ直ぐ
な気持ちが、本当に良かった。
前半から中盤最初にかけては、展開が速すぎであまり二人に対し
て何かを感じる間もなく、雪月花を探すたびに出てしまいますが
そこから、終盤にかけてはもう一つの主人公コンビとも言える
歌い手と守り手のリアーレリ&クレオンと主人公達との関係も、
憧れとクレオン達の苦い過去との想いからくる対比も読ませてく
れる内容でした。
あとがきで、書かれていたページオーバー分は多分序盤の頃の
部分なんだろうと思いますが、惜しいなぁ読んでみたい。
そして、終盤、輝石使いとしてカッサを助けようと必死になる
ベルネージュが起こす行動、展開。カッサが必死になって留まろ
うとしている姿や、ベルネージュを守る事に生きる意味を持った
時の叫び。うん・・・・・・いいなぁ、本当に。
最後は、ちょっと出来すぎかなぁとひねくれた見方をしてしまい
ましたが、やはり、こういう物語の最後はハッピーエンドが似合
います。
主人公二人の関係がもちろん一番なのですが、その二人と同じく
らい重要で、お気に入りなのが水妖精のセジュールミント。
最後のもう一人・・・一妖精とのかけあいもおもしろくて彼女に
は助演女優賞をあげたいですね。

027064990000

| | コメント (0) | トラックバック (3)

2006年9月25日 (月)

死神とチョコレート・パフェ 花凰神也 富士見ファンタジア文庫

第18回富士見ファンタジア大賞 準入選受賞作品です。
いわゆるどたばたラブコメ。しかも死神、いきなり同棲・同衾等
エロゲでも定番のお約束有の。
ただ、前半からいろんなところに突っ込みどころがあって、どうに
もおもしろく思えなかった。守銭奴といいつつ、最初以外は時々
対価を要求するだけでそうでもないし、料理をしないといってる
両親海外赴任の一人暮らし男子学生が部屋の冷蔵庫に食糧備蓄し
てるわけないのに、朝からサラダとか卵とかがあるわけない。
しかも、事あるごとにでてくるチョコパフェ。その掛け合いとか
出してくるタイミングが面白ければいいのに、全くそんなことは
無い。主人公、死神ともに味覚が変だったり、死神の武器が変
だったりするのも、あーそうですかと。
冒頭のシーンから、途中何かあるだろうなとは思ってたんですが
写真を財布にいれる・・・・ええっとプリクラ?そうじゃないな
ら折って入れるしかないと思うんですが、そういう矛盾した点と
かをそのままにしているのが気になります。
編集者がその事をちゃんと指摘しておかないと、次からの作品に
おいても、同じ事をしでかして面白くないものばかり書くことに
なるんですけどね。
後半はまぁ戦闘シーンもあり多少は楽しめました。
そのバトルでもねぇ。なんであの何でも変えてしまう能力を使わ
なかったんだ?別に何か制約あるわけでもなさそうだったし、
一瞬でやってたんだけど・・・馬鹿じゃないのか?ということが
あったりで、この程度のを準入選として書籍発行しないといけない
くらい、今の新人賞のレベルは低いのだろうかと危惧します。

027064980000

| | コメント (0) | トラックバック (3)

その本、禁忌の扉に通ず 十月ユウ 富士見ファンタジア文庫

このシリーズも3巻目となり、ちょっと変化がほしいと思いまし
たが、結局、あの敵の正体がわかっただけ。しかもそうたいした
事も無かったし。
物語の展開もいつもと同じでしたが、どうにも今回は敵の行動と
か言動、綴に対する態度などなんか釈然としない話でした。
物語を作るうえでの、不定因子としての彼女というのにしては
敵が言ってる「わからない」ような性格とか行動ではないんです
けどね。
今回のメインといいますか、被害者といいますかFの系譜にして
も、いろいろ設定に矛盾がありますしね。
そろそろ閉め時を考えるか、次でおもしろくしないと先が見えな
い話ではあります。

027065050000

| | コメント (0) | トラックバック (3)

2006年9月24日 (日)

Black blood brothers6 九牙集結 あざの耕平 富士見ファンタジア文庫

前回、カンパニーをクビになったところから半年の特区。
どんどんと混沌さを増していく特区の先が、読んでる側さえ不安
にさせていきます。
そして、そのなかでのジロー、コタロウ、ミミコ達3人の日常と
大きく変わり始めた、最初に解っていた事を今更思い出して
しまったジローとミミコの関係がもうたまりません。
目覚めかける「賢者」、そしてミミコの告白と、その後のジロー
の「急につらくなりました。・・・自分の運命が」と話し始める
あたりはもうまさに物語に没頭させられました。
そして、1巻の冒頭にある独白を思い出しました。
このシーンであの言葉を思い出すと本当にもう悶えてしまいます。
今回も冒頭の独白や、中ほどにある独白もなんとも・・・。
ジローとミミコの対比としてあるのが、ゼルマンとサユカさんの
関係だと思います。今回特にそれが強く出てるかも。
他のキャラ達、陣内とミミコが話している場面も良いです。
そして、タイトルどおり九龍側の吸血鬼が出揃いました。彼らも
彼らの思いと言うのがあり行動するのですが、本来なら遺灰
を取り戻そうとする彼らの行動もなぜか憎めない。
そして、ここにきてさらに大きな事が。
コタロウが言った「アダム」と九龍王との関係もありましてもう
本当に、いいところで次巻へとなりました。
ああ、寸止めがここまで苦しいのも久々です。
早く続きが読みたい。

027065010000

| | コメント (0) | トラックバック (2)

戦鬼-イクサオニ- 川口士 富士見ファンタジア文庫

第18回富士見ファンタジア大賞 大賞受賞作です。
角川スニーカー文庫とならんで、古参ライトノベルレーベルで
あるファンタジア文庫ですが、大賞受賞作品というのは少ない
です。角川スニーカー文庫での大賞もほんとに出ないのですが
それに継ぐでにくさでのレーベルでの大賞受賞作というのがおも
白くないはずは無いです。
もちろん、実際に読んでみて面白かった。
ネタとしても、少し昔話をまぜてみたりと変わった事をやってい
るのもある。メインのキャラ二人については他の作品でもこうい
う関係での妖と純朴な少女と言う組み合わせはあるが、その魅力
をうまく出して書いている。
1巻完結のため、いろんなところが簡潔になっていて物足りく
思えたり、拍子抜けするもするが逆に1巻にこれだけを破綻無く
収めてしまえてる新人をほめたいです。
さて、次はどんな話を書いてくれるか楽しみです。

027065030000

| | コメント (0) | トラックバック (6)

ヤクザガール・ミサイルハート 元長柾木 竹書房ゼータ文庫

なんとも、主人公の男の子が気に入らない。
戦闘シーンとか、異世界風味の現実世界とかも結構おもしろいん
ですけど、主人公のあの甘い考えと行動がどうにも鼻に付きます。
あとは、ちょっと絵が個人的に気に食わないのもあってキャラの
魅力が大きくそがれているのも、あるかも。

027064180000

| | コメント (0) | トラックバック (4)

2006年9月18日 (月)

ジョン平とぼくと 大西科学 GA文庫

魔法と使い魔。その扱いに関してはこういう発想もおもしろいと
思ったんですが、それをうまく使いきれてないです。
ああいう出来事をやるよりも、もっとまったりとした日常の話に
したほうが面白かったかもしれません。
それと、小ネタといいますか主人公の気持ちや行動、クラスのメ
ンバーの行動や気持ちこのへんをばら撒くだけばら撒いてその
ままほったらかしな事が結構ありまして、その辺もう少しまとめ
てほしかった。
2巻以降で回収となるかもしれませんが、うまくない手法だと
思います。
後、個人的に残念だったのが・・・あの娘ですねぇ。
いい雰囲気だとは思ったんですけど。

027061780000

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2006年9月15日 (金)

ハヤテのごとく!8 畑健二郎 少年サンデーコミックス

この巻では、ハヤテハーレムの女性達がいろんな服装を魅せてく
れるのが見所でしょう!
いくところが無かったハヤテを拾ってくれた、ヒナギクの部屋着。
不幸な目に遭っているハヤテを心配して、制服のコス・・いえ
昔の制服を着て様子を見に着たマリアさん。しかも!眼鏡着用まで
したのです!ええ、眼鏡です、眼鏡・・・・良かった。
そして、ずっと着物だった伊澄のスカート姿は恥らう姿もまた
良かった。・・・・えっとお嬢様はまぁ、今回はw
シスターとサキさんの、攻防もこれから見所ですかね。
しかし、西沢さん。おいしいなw

027071480000

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Schoolrumble14 小林尽 週刊少年マガジンKC

天満と烏丸がいい感じになっているおかげで、播磨がなんとなく
不幸せ・・・と思うかぁ!!!!
まったく、八雲のチョコレートとか、沢近のとか無駄にするとは。
中盤から、修学旅行編となりましてむう沢近と播磨の間がどうな
るかといったとこです。
おまけは笑わせてもらいましたねぇ・・・えぇ、えぇ男なんてああ
いう馬鹿なものなんですよぉw
私はあの中でといいますと、もちろん!結城ですな。

027127830000

| | コメント (0) | トラックバック (0)

さよなら絶望先生5 久米田康治 週刊少年マガジンKC

絶望先生も、とうとう5巻ですよ。
いやぁ・・・連載始まった当初から考えると本当に驚きですがw
今回も毒ありまくりで、あちこちの子ネタにも大笑いです。
特に、”身のたけくらべ”や”暗夜号路”なんかはこう・・・
身につまされるものがあったりで。
あと”旧ザク”ってやっぱり”1日ザク”って言いましたよね!
小学生の頃、そういうこと言ってたのにそれをしらないという
人がまわりに多くて・・・・・。

027070120000

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年9月13日 (水)

トキオカシ 萩原麻里 富士見ミステリー文庫

うん、おもしろい。
他レーベル、しかも少女向けレーベルでいくつか作品書かれてい
る為か、いい感じにラブコメ要素が入っています。
そして話の中心となる11人目の時置師関連と、タイムスリップ
で跳ばされた先での出来事も、眞名のなんとも言えないもどかし
さと、悔しさが伝わってきます。
2巻以降、他の仲間を探すにしても11人目が生まれる本当の事
を黙っていないと・・・主人公側がやばいことになりますね。

027065110000

| | コメント (0) | トラックバック (2)

かりん増血記7 影崎由那原作 甲斐透著 富士見ミステリー文庫

基本的にコミックとタイミングを合わせてくれるので、読みやす
いです。コミックでは、やっとくっついた二人がまぁ・・・なん
ともこっ恥ずかしいw
今回のヒロインは、かりんの親友としてずっと活躍している麻希
でしょうか。コミックでは本当にいろいろ良いエピソードやら
かりんと雨水をくっつけようとしたり、なんかあったときには
いろいろ助けたりしている彼女。うむ、彼女に目をつけてない男
は見る目が無いですな。
そして、コミックのほうでもなんだかきな臭い、マーカー家の
子沢山wの秘密を探ろうとしている人たちの事とかもからんで
ある吸血鬼がきちゃいますし・・・・なんだか大変です。

027065100000

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年9月11日 (月)

ドリームノッカー チョコの奇妙な文化祭 御影 電撃文庫

微妙な出来ですね。
キャラの魅力も、設定とかも良いとは思うんですが、中盤ぐらい
の流れで、謎とあちらとこちらの世界をつかむきっかけを追いか
けるんですが、そこの部分の状況説明、世界観の説明がどうにも
うまくない。だからこちらが物語りに入り込めないうちに最後の
展開までもって行かれちゃうので、夢野ほとりと抱き会うとこ
もそれほど引き込まれはしなかったです。
ただ、男は出てきますが百合物としてはかなり良い出来にw
惜しい作品ではありますね。

027063290000

| | コメント (0) | トラックバック (1)

灼眼のシャナ13 高橋弥七郎 電撃文庫

前巻のあの続きからでしたから、どうなるかと・・・いやはっき
り言ってしまえば、悠二消えちゃえとか思ってたんですが、なん
かいきなり2ヵ月後とかで、ちょっとずつ回想しながらあれから
変わっていった悠二側のキャラ達の日常が書かれています。
で、とうとうでてきた「仮面舞踏会」達。
零時迷子や、フィレスとヨーハンとどうかかわってくるのかと
思いましたが・・・いろいろ思惑が見えてきそうです。
さてその回想で少しの間だけ復活したヨーハンとフィレスの事を
途中で止めて最後のほうまで引っ張ったので、個人的にそこが
一番気になっていたのにほったからかしにされた感じもしました。
普通に時間を進めた感じで良かった気もするんですけどねぇ。
まぁそうするとちょっと時間の進みが遅くなるかな。
そのフィレス関連の事ですがどう考えても悠二やシャナ達が正当な
理由をもってない事をわかっていながらの反抗をいったいこいつ
らどう考えているんだという思ってたんですが、ああいう事で
おさめてしまいましたか・・・なんともなぁ。
あまりにも悠二が優遇されていることもあったりで敵方に入れ込
んでしまうのが止められませんw
田中と佐藤は、それぞれ自分の進む道が別れる事になりますね。
それは、田中が緒方真竹を受け入れたからということで、けして
それが悪い事でもなんでもない。単なる自分の優先する事が変わ
ったと言う事だろうと思います。
そして、次々と友達が悠二達フレイムヘイズに関わっていく中で
唯一日常の指標としてあったメガネ君こと池。彼がこれからも
日常であり続けるのか、大詰めに敵方となるのかもいう事もあり
そうで楽しみではあります。

027063180000

| | コメント (0) | トラックバック (5)

お留守バンシー3 小河正岳 電撃文庫

なんだかんだありつつも、のんびりのほほんという話でまとまって
います。
前巻で新しく出てきたドルジュもアリアの使い勝手の良い部下の
ようになりましたし。アリアは魔女のトファニアとの関係を妄想
してますが、ドルジュとしてはアリアが一番理想ではないかと。
アレをだしませんしねぇw
そして、あの子供が今回の中心なってしまいますが、そろそろ
元気に送り返すことができそうで、城もその頃には修復が終わり
そうなので、あと2,3巻くらいでしょうか。
お留守バンシーなので主が帰ってくると終わりでしょうかね。

027063220000

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年9月10日 (日)

れでぃ×ばと! 上月司 電撃文庫

”カレとカノジョと召喚魔法”シリーズを書かれていた方で
新シリーズということでかなり楽しみにしてました。

えっと・・・これ、なんてエロゲ?

”カレとカノジョと召喚魔法”シリーズは、個人的にも評価
高くて、ちょっとしたとこにいろんな味がある設定とかネタ
とかが仕込んであっておもしろくて、次回作にも作者ならで
はの味がある作品を書いてくれるだろうと思ってたんですけ
ど、まさかこういう作品を書いてくるとは。
言い方は悪いですが、どこぞの新人作家が絵だけを頼りに
売り逃げするような話で・・・非常に残念です。
2巻で、こういう感想を覆して欲しいと思います。

027063280000

| | コメント (0) | トラックバック (3)

レジンキャストミルク5 藤原祐 電撃文庫

あ~・・・硝子のアレが奪われたシーンはちょっとキましたね。
太田この野郎!と読みながらなんとも言えない気分になりまし
た。
冒頭のあのシーンから、最後はああいうことになるとは思ってな
くて、前巻でのかっこよく復活した晶のイメージのままなんとか
するんだろうと思ってましたけど、途中で出てきたキャラにやら
れましたねぇ。途中、無限回廊はなんでこんなめんどくさい事を
してるんだろうと思ってたんですが、よく考えれば確かにあれを
出すためでしたか。なるほど。
そして必要だった”他人”である芹菜の目の前で、硝子を選んだ
晶に、敵対する事になった良司とか、もう日常と非日常が混ざり
分離不可能になってしまっています。
1巻の時から比べるとかなりの変わりようですね。
さて、晶の父親とかも帰ってきて大詰めに入ってきました。
あと2巻くらいでしょうか、楽しみです。
っと、忘れてました。今巻の舞鶴蜜ですが、いやぁどんどんかわ
いくなっていくなぁw
義手にああいうものを仕込んでから、指摘されていた事を考えた
りする”おバカ”なとこがいいですね。

027063240000

| | コメント (0) | トラックバック (2)

とらドラ!3 竹宮ゆゆこ 電撃文庫

エロと萌えは似て非なるものである。
よく解る例としては、エロい極小ビキニと萌えるスク水という対比
がありまして・・・この巻での亜美と大河の対比と同じです。
体のスペック、ビキニではないが亜美と大河の水着イラストなんか
も正にその通り。水泳対決でもw
メインヒロインと真逆な新キャラを出して、話を盛り上げる方法は
よく使われる常套手段でありまして、陳腐と言えばそうなんですが
今回はノってしまった。
そう!大河のスク水姿に1巻からのみのりん派でもある私が大河に
思いっきり傾いてしまったんです。
一旦そうなってしまうと、もう試着室での竜児に対する態度とか、
帰ってから落ち込んだ理由を話しそれが解決した時や、ハプニング
で外れり元に戻してもらっり、特訓して対決後に竜児は私のだと
泣きながら叫ぶとこ、全てがかわいく見えてしまう。
又、大河をかわいいと思うほど、亜美が竜児にかけるちょっかいや
口説き文句に、にやにやしている自分がいることに気づいてしまい
ます。会話でのやりとりは、竜児と亜美がいいですねぇ。
このまま良い感じで進めていってほしい気もしますが、ここら辺で
ちょっとみのりんあたりを目立たせていただきたい思う自分もいた
りで・・・・まぁ、結局のところ早く続きが読みたいですw

027063200000

| | コメント (0) | トラックバック (3)

2006年9月 9日 (土)

七姫物語 第4章 夏草話 高野和 電撃文庫

前巻、まさに東和の転機とも言える7都市6姫全てを巻き込んだ
事件と比べると、盛り上がりというものは欠けますが、一度崩れ
た均衡をそれぞれの立場がそれぞれの理由で利用、又は留めよう
と活発に動き始めています。
1,2巻では七宮カセン中心の話。3巻で東和全体の事を。
この4巻では主要なキャラを掘り下げています。
それぞれの思惑、違う立場や方面から見た解釈等、読んでいて
非常に面白い。東和という物語に引き込まれていきます。
宮姫という政治に流される立場から見た東和。
軍人。力というものを一番示しやすい立場で見た東和。
七宮というものに縛られない商人の目から見た東和。
本来なら関わり無い一般人が関わった目から見た宮姫や都市。
そして、主人公たる娘が姫として、御付の従者として見た東和。
本当に面白い。ゆっくりと流れているようで、その裏にあるもの
は非常に早く早くとせっついて時代を動かしている気がします。
さて、次はいつ出るのか。楽しみに首級を長くして待ちましょう。

027063300000

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年9月 7日 (木)

ボトルネック 米沢穂信 新潮社

これは・・・・なんとも読んだ後すごく痛いです。
今現在に至ったいろんな不協和音的な出来事が、自分のいない
世界ではうまくいっていた。
これがただ自分がいないとか、違う自分がいる世界ではなくて、
いなかったはずの姉だけがいて、その姉に起こった出来事、行動等
が解決していたというのは本当に読んでいてきつい。
まさにタイトルの通り、自分がボトルネックになって周りの環境を
悪くしていたとしか思えなくなってくる。
姉のサキが、社交的でちょっとおせっかいで良い人である分よけい
に、主人公のリョウの鬱屈はたまっていく一方じゃなかったんだろ
うかと思っていましたが、最後のほうに「羨ましかった」と言った
リョウはこの時にもういろいろ諦めてたんじゃないかなと。
ノゾミという少女の死をある程度克服するまで2年、それだけ共感
しお互いに依存していたであろう関係だったのがサキの世界に来て
知りたくなかった真実を見せ付けられた上に、こちらのノゾミは
サキの機転で生きていた。いろんな事の中でもこの事実がリョウに
とって一番大きかったのもあるかと。
もう一度声を聞きたかったと思っていたくらいに、表面上でも幸せ
そうに生きているノゾミを見て満足しただろうと思います。
最後のシーンでの書かれていないその先が、それらの事から想像
できてしまい、なんとも切ないですね。

027067620000

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2006年9月 6日 (水)

彩雲国物語 紅梅は夜に香る 雪乃紗衣 角川ビーンズ文庫

新章開始ですね。
王都にて謹慎中の秀麗ですが、まぁこのお嬢さんじっとしてませ
んねぇ。そんなふうに頑張ってる秀麗の想いというのが周りの男性
によっていろいろ引き出されていきます。
とくに三太に言われたところなんかは、本当に効いたかとは思い
ます。
また、今回ガツンwと婚姻を申し込んできた新キャラ タンタン
こと蘇芳。この男の態度や心情と秀麗との対比、また終盤の展開
などは非常にいいですね。
王都の政治部分もまだまだ安定してない感じですし、今回秀麗の
邪魔と言いますか、手柄を掻っ攫った部署のきなくさい感じも
最後のあの引きで、いったいどうなるんだろうと次巻が楽しみ
です。
さて、今回一番意外といいますかキャラ立ちしてたのが、冒頭で
宰相に任じられた悠舜。あの紅尚書や黄尚書までも・・・な人柄
にこれからどんな事が起きるのかと言うのも楽しみです。
がんばる女性といいますか、秀麗はなんとも応援したくなるんで
すけど、作中での胡蝶姐さんが言った女性観、男性観については
現実で同じような事をあからさまに男性を馬鹿にしてるように
言っている人がいるので、ちょっと同意と言いますか、賛成はし
にくいですねぇ。

027067040000

| | コメント (0) | トラックバック (3)

TOY JOY POP 浅井ラボ HJ文庫

まぁいかにも作者らしい話と言えばそうですね。
主要キャラの壊れ具合といいますか、世間を斜めに見ている感じ
もこの人の作品らしい。
ただ、エロ成分がかなりの増量です。まぁそれをどうこうとは言い
ませんが、あとがきで打ち合わせの時に「萌とかを~」と仰って
おられるようなのですが・・・・萌えなんてありませんよ?ええ
まさか、エロ成分とか、瑛子と真央の歪んだ関係を百合萌えとか
言うつもりなんでしょうかねぇw
萌えとかいうならイラストをもうちょっとなんとか・・・。

027079340000

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2006年9月 4日 (月)

山田章博『十二国記』ポストカードブック 山田 章博〔画〕 講談社X文庫

懐かしさと、色褪せないキャラの魅力がありますね。
十二国記については、もう今更ですが早く新刊を出して欲しい。
ポストカードを見ているだけでも、あのキャラが、あの国がどう
なっているのか先が気になってきます。
X文庫だけではなく、講談社文庫でも十二国記がでていまして、
それにはイラストがついていなく、こういうライトノベルだと
かを買うのが恥ずかしいと思っている人にも読者を広げる助けに
なっているので、それはそれでいいのですが、やっぱり私として
は山田さんの絵が着いたX文庫バージョンを推したい。
良いイラストは、その作品、作品世界の魅力を大きくします。
それがつまった一冊です。

027094480000

| | コメント (0) | トラックバック (0)

神様とゲーム ハレ/クモリ/アメ/ニジ 宮崎柊羽 角川スニーカー文庫

前からこのシリーズにはどっちかと言うと短編が合うんじゃない
かと思ってましたが、ん~ちょっと失敗かな。
魅力あるネタと、テンポ良い展開、結末というのが短編には必要
なのですが、展開のまずさが面白くなくしてますね。
ただ中には、本編での出来事とかかわっているのもあるのでそこは
良かったとは思います。

027067130000

| | コメント (0) | トラックバック (4)

レゾナンス1 夕色の墜落 山原ユキ 角川スニーカー文庫

第10回角川スニーカー大賞 優秀賞 受賞作です。
及第点な出来、ですかね。
昼子の退廃的というか死に魅せられている女性に惹かれる部分を
うまく書ければもっと良かったとは思いますが。
しかし・・・最後までやっちゃうとは思いませんでしたw
結局間に合わずに、主人公が処分する事になっちゃいましたが。

027078320000

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006年9月 3日 (日)

多重心世界シンフォニックハーツ上 独声者の少年 永森悠哉

第10回スニーカー大賞 奨励賞受賞作です。
さて・・・何から突っ込んで良いやら。あまりにも突っ込みどこ
ろが多いので、読むのにいちいち引っかかってしまいました。
多重人格というのが当たり前な世界とかそのへんは発想として
面白いとは思いましたが、その成り立ちや歴史とかがあまりにも
おそまつ過ぎて、読んでる途中でおいおい、それはないだとうと
何回も突っ込む始末。また、戦闘シーンとかの状況描写が下手で
矛盾がありすぎてしまうのも、問題だと思います。
一番は多重人格というものに付随するいろんな事にうまく説明が
つけれていない事でしょう。いくら人格が多重にあったとしても
そんなもの、使える時間は有限な事を覆せはしません。また脳の
ネットワークが発達していろんな技術が使えるようになってるの
に、なぜに同じ場所に集まって口頭で授業受けたりする必要があ
るのか。そういう科学が惑星だのなんだのを認識できるくらい
(そういう惑星がこの銀河には無いとか言い切ってます)発達し
またその科学技術レベルが何百年も前から続いていそうなのにい
ろいろ矛盾がある世界とかもなんだかねぇ・・・。
この出来で下巻は買おうとは思いません。

027078340000

| | コメント (0) | トラックバック (2)

イチゴ色禁区1 夏の鳥居のむこうがわ 神崎リン 角川スニーカー文庫

うん、なかなか面白い。
第10回スニーカー大賞 奨励賞受賞作です。
小さい女の子とやるきのない男という異能力話というのはわりと
多いのですが、キャラに魅力がある書き方をされています。
まるっきり現実世界と同じという訳では無い世界での話しなのと
背景にある部分の理由付けがちょっと弱いでしょうか。後、定番
過ぎるキャラ配置も・・・w。
特に問題なのが主人公の独白部分の文とかその時の行動がかなり
変なのと考えている事を気づかれたり、気づかない内に口に出し
ている事を突っ込まれたりするのを多用してるのはマイナス部分
ですね。そう面白くないネタを何回もやられるのは読み手にスト
レスを感じさせる意外の何者でもないので。
2巻以降その辺をうまく直してくれれば、いい作品になるのでは
無いかと思います。

027078330000

| | コメント (0) | トラックバック (5)

2006年9月 2日 (土)

Ergo Proxy1 manglobe 原尾有美子 サンデーGX

なんか綺麗な表紙と、POPのオートレイブ ドロシーに惹かれて
買ったのですが、いろいろ設定とか単語とかこれだけではわからな
いです。
アニメ「ERGO PROXY」のプロローグといいますかその
前の話になるようですね。
そのわからない単語とかはおいといても結構楽しめました。
自由な意思を持った感染オートレイブのドロシーの所作とかがなん
ともいい味出してまして、なかなかにいい感じです。
まぁ世界観がどうにも荒んでるので、物語として明るくはなりにく
いのですが。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

私のKnightになってよネ!2 佐藤了 ファミ通文庫

前半のこれでもかと恭子をツンデレキャラとして際立たせようとか
裕也をどんかんな主人公にさせるような行動やエピソードなんぞは
ちょっと引き気味になりました。
まぁそれ以外は2巻もそれなりに読める作品に仕上がってるかなぁ
と・・・・ただ、ただ、眼鏡っ娘になにか恨みがあるかのごとく
またこの巻でも殺されちゃいましたが。それだけがなんとものぅ。
最後、敵の存在がちらっと明らかになりまして、恭子の正体もちら
りとでてきました。肝心の恭子は変な力を使ったがために不安定に
なっていて、それで冷たい態度の裕也と喧嘩状態になってしまいま
すが、まぁ次から定番の流れで中が戻っちゃうんですかね。
とりあえず、楽しみにしときます。

026972830000

| | コメント (0) | トラックバック (3)

終わる世界、終わらない夏休み 芹沢和也の終末 あきさかあさひ ファミ通文庫

なるほど。あとがきでも述べられているように、あるゲームのネタ
をそのまま持ってきたような進行なので、個人的にこれは評価を
するにはちょっと抵抗がありますね。作者の人はそれで一度お蔵
入りにしてるので、それを出版させた編集の人に文句を言いたい。
これが一般小説なら、まだ気づかない人が多かったかもしれませ
んが、ライトノベルというジャンルに出すには危険なネタだとい
う事を気づいて欲しいですね。
似ているゲームというのはエロゲーなんですが、その作品の評価
はシナリオにおいてもキャラの魅力においても高い評価を受けて
いて、特に人のいない退廃的な日常感とループ、そしてループを
抜ける部分の事でも私は良い作品だと思いました。
この小説は滅亡とか、他に暴動を起こす人がとかが確かに別の話
になっているといえばそうなんですが、ライトノベルを読む層と
エロゲーのなかでもビジュアルノベルを楽しむ層というのは非常
に重なっているため、あのゲームを楽しんだ人達がこれを読むと
私同様「ぱくりじゃないか?」という風にどうしても思ってしま
います。それくらい、そのままのネタなんです。
小説単体としては、そのネタが斬新だと感じればある程度目を
つぶってしまいそうなとこも、感じられない私にはいろいろ厳し
く見えてしまいます。亜美の家、本人の本当の姿とか、人がその
地域にいなくなる過程とか・・・・まぁつっこみどころはいっぱ
いですね。
下巻でどう収拾付けるのかで本当の評価が決まりますね。

027067210000

| | コメント (0) | トラックバック (4)

2006年9月 1日 (金)

仮面のメイドガイ4 赤衣丸歩郎 角川コミックスドラゴンJr

うむ・・・・・相変わらずいいね!胸!どじっ娘メイド!
まさに、そこにしか焦点を当ててないような作者のこだわりに
熱い漢(おとこ)の魂を感じます。
まぁ最後のほうは、さすがにそろそろ最初の設定をちょこっとで
も出しておかないといけないと思ったのか敵方とかを出してます
が、まぁそのへんはさすがガイ。やり方に問題はあれどw守って
ます。フブキさん・・・途中まではかっこよかったのに(TT
まぁもう彼女はどじっ娘メイドとしての地位が確立されてますの
でこのままにw

027081010000

| | コメント (0) | トラックバック (0)

かりん9 影崎由那 角川コミックスドラゴンJr

よくやった、雨水!と思わずほめたくなる告白でした。
まぁ、そのあとのかりんのあの状態とかそれにたいする雨水の言葉
とか、良かったですねぇ。
雨水の家の話が前に片付いたので、今度はかりんの家に何か事件ら
しきものが・・・というとこでしょうか。
う~ん、なんなんでしょうね。あの男。
こういうのを大げさにみせておいて、結局子沢山の秘密が~なんて
軽い感じで終わらせてしまうかもしれませんが、ちょっとこの後の
展開が楽しみです。

027081020000

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ゆびさきミルクティー7 宮野ともちか ジェッツコミックス

いやぁ、とうとうくっついちゃいましたか。
前巻、ナルシルトになった由紀の責で逃げちゃった水面。
これはまた、ひだりになびくのかなと思いきや、仲直りして告白
するとこまでいっちゃいました。ただなぁ・・・これでも安心で
きないのがこの話で、いつまたひだりやら他の誰かになびくよう
な事になりかねない由紀なんですよね。
個人的に、水面は大好きなキャラ(巻末でやってた兄貴には殺意
が・・・)なので大事にして欲しいんですけどねぇ。
さて、キスシーンを見て振られてしまったひだりですが、その後
父親と未記のキスシーンも目撃してしまい・・・まぁなんと言い
ますか、泣きっ面に蜂?な展開でそりゃへこむわなぁ。
そして、そこを引き上げたのは加賀見。ふむ・・・・このまま百合
な関係にいっちゃいますかね。

026981070000

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ユリア100式1 原田重光原作 萩尾ノブト画 ジェッツコミックス

この手のでは、今までですとアンドロイドと呼ばれる類のが勤めて
きたわけですが、この作品が違うのは最初っから”ダッチワイフ”
と言い切ってるとこですかねぇ・・・いや男らしいw
で、またそのダッチワイフであるユリアがダッチワイフの性能とし
てはすばらしい物を持っているようですが、お相手の瞬介の身持ち
が硬いものだからいかんとも寸止めしまくりです。
あの家庭教師をしてた17歳のほうが・・・ねぇw
その寸止めの仕方も、瞬介の華麗なプロレス技の数々にこだわりが
感じられますw
微妙なエロさの漫画ですが結構面白いですね

026981080000

| | コメント (0) | トラックバック (1)

« 2006年8月 | トップページ | 2006年10月 »